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着物にメガネがNGってなんで?本当にメガネはだめ?

着物 メガネ

普段メガネをかけている方の中には、「着物にメガネはNG」というマナーを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、なぜ着物にメガネはNGと言われているのか、そもそも本当にそのようなマナーがあるのかについて深掘りして解説します

メガネのまま着物を着て良いのか不安な方・できればメガネを外したくない方はぜひ最後までお読みください。

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着物にメガネはNG?

結論、着物とメガネの組み合わせはOKです。マナー違反ではありません。

そもそも着物にメガネを合わせるファッションは昔からあり、1932年出版の雑誌「婦人倶楽部」にも掲載されています。

※着物警察についてはこちら

「着物にメガネはダメ」というマナーは、どこからともなく発生した根拠のないものである可能性があります。

つまり、メガネをかけたまま着物を着ることには全く問題がありません。

ただし、地域的にメガネNGの文化を重んじている場合もあるため、他人から指摘されるリスクを最大限避けたい方はコンタクトや裸眼で対応した方が無難です。

メガネをかけたまま着物を着ても良い理由

着物にメガネがNGではない理由は、主に以下の3つが挙げられます。

  • メガネを外すと視力が落ちて危険だから
  • メガネによって着物の美しさが損なわれることはないから
  • 今はさまざまなファッションが楽しまれている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メガネを外すと視力が落ちて危険だから

普段からメガネをかけている人が外して生活すると、当然ですが生活に支障が出ます。周りが見えないことによって段差で躓いたり標識を見誤ったりする可能性があり、非常に危険です。

「コンタクトをすれば良いのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、コンタクトが体に合わない人もいます。

視力の悪い人が裸眼で過ごすリスクを負ってまで、「着物にメガネはNG」のマナーを守る必要はありません。

メガネによって着物の美しさが損なわれることはないから

派手すぎるアクセサリー(ネックレス・ピアス・指輪など)は、着物の美しさを損なう物だと考えられることがあり、着用は避けるべきだとされています。

しかし、メガネが着物の美しさを邪魔することはありません。

あまりにも強烈なデザインのメガネは避けた方が良いですが、普段使いしているものであればほぼ問題ないでしょう。

今はさまざまなファッションが楽しまれている

現代において、着物はさまざまな着方で楽しまれています。例えば着物の中にブラウスやパーカーを着たり、帽子を被ったり、ブーツを履いたり…などなど。

「右前」など最低限守るべきルールはありますが、それ以外は自由に着こなしている人が多くなってきています。発想の豊かな着こなしに対して文句を言う人も減ってきている印象です。

着こなしの幅がぐんと広がっている今、メガネだけがマナー違反となることはありません。浮いたり悪目立ちしたりする可能性も低いです。

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世間の声はどう?

ここまでは、着物とメガネの組み合わせがOKであることやその理由について解説してきましたが、世間の声はどのようになっているのでしょうか。調査してみました。

調査した結果、ほとんどの方がメガネをかけたまま着物を着ても問題ないと捉えていることが分かりました。ただし、中には少数ながらも「着物時はメガネを外せと言われた」「メガネNGと言われたことがある」という経験を持つ方もいました。

とはいえ、着物にメガネがNGという話を聞いたことすらないという人も多く、このマナーの信憑性はとても低いことが分かりました。

着物にメガネを避けた方が良い場合もある

着物とメガネの組み合わせは基本的にOKですが、避けた方が安全な場合もあります。

  • 地域的な文化が深く根付いている場合
  • 接客業で着物を着る場合
  • 写真を撮影する場合

1つずつ詳細を解説します。

地域的な文化が深く根付いている場合

地域的に、メガネNGの文化が深く根付いているところもあります。

成人式や結婚式など地域性の高いイベントに参加する場合は、事前に友人や親戚へ相談しておくと安心です。

特にバラバラの年齢層が集まる結婚式では、「着物時はメガネをかけてはいけない」と考える年代の方がいる可能性があります。

指摘されて嫌な気分になってはせっかくの晴れの日が台無しなので、事前に必ず周囲へ相談しましょう。

接客業で着物を着る場合

旅館や飲食店などの接客業では、着物とメガネの組み合わせをNGとしているお店が一定数あります。

「メガネが料理に落ちる可能性を防ぐ」「メガネ越しの接客が失礼」等の理由があるそうです。

和食店や料亭・旅館などで働きたい方は、応募する際に確認しておくことをおすすめします。

写真を撮影する場合

写真撮影の際、メガネをかけていると光がレンズに反射してしまう可能性があります。

美しい着物姿を残すためにも、写真を撮る瞬間だけはメガネを外すのが吉です。

着物に合わないメガネ

メガネの中には、着物に合わない色・形・デザインのものがあります。

  • 縁が太いメガネ
  • 四角いメガネ
  • デザインが派手すぎるメガネ

それぞれ詳しく説明します。

縁が太いメガネ

着物 縁が太いメガネ

縁の太いメガネは存在感があり、着物よりも目立ってしまう可能性があります。結婚式や祝賀会・式典などの正式な場では着用を避けましょう。特に縁の色が濃いものだと、さらに存在感が増してしまうため注意が必要です。

普段着着物を楽しむ分には、縁が太いメガネを選んでも問題ありません。着物とのバランスを考えつつ、あなただけのファッションを楽しんでみてください。

四角いメガネ

着物 四角いメガネ

四角いメガネはクールで知的な印象があります。スーツをはじめとした洋装やビジネスシーンには適していますが、着物に合わせるのは難しいです。

とはいえ、顔の形的に四角いメガネを選びたい方もいるでしょう。そのような場合は、縁が細いメガネやハーフリムのもの、もしくは少し丸みを帯びたものを選ぶのがおすすめです。

デザインが派手すぎるメガネ

着物 デザインが派手すぎるメガネ

ヒョウ柄・ドット柄だったり、色が派手だったり、フレームが極端につり上がっていたりなど、目立ちすぎるデザインのメガネは着物の良さを掻き消してしまいます。格式高い場面では着用を避けるべきです。

その一方、普段着着物で奇抜なファッションをしたい場合には適しています。好きなメガネと着物を組み合わせて、お洒落なコーディネートを完成させましょう。

着物に合うメガネ

上述のようなメガネが着物に合わない一方、このようなメガネは着物に合います。

  • 縁が細いメガネ
  • 丸みのあるメガネ
  • 着物のデザインに合うメガネ

順番に特徴を説明します。

縁が細いメガネ

着物 縁が細いメガネ

縁が細いメガネは悪目立ちしないので、着物に合わせても違和感がありません。

結婚式や不祝儀をはじめとした、格式張ったシーンでは縁が細いメガネを選べば間違いないです。もちろん普段着着物にも合います。

持っているだけでどんなシーンにも役立つので、一本持っておくと安心です。

丸みのあるメガネ

着物 丸みを帯びたメガネ

丸みのあるメガネは着物に合います。きれいな円型だけではなく、横長の楕円形のメガネでもOKです。どちらも着物との相性はバッチリです。

ただし、縁が太いデザインだと目立ちすぎてしまう可能性があるので、上記画像のように目立ちづらいフレームのメガネを選ぶことをおすすめします。

着物のデザインに合うメガネ

着物を着る機会が多い方は、合わせやすいデザインのメガネを一本持っておくと良いかもしれません。

  • 着物のベースの色と同じ色のメガネ
  • 着物の差し色と同じ色のメガネ
  • 和柄を取り入れたメガネ

これから着物を購入予定の方は、メガネに合わせて着物を選ぶのも選択肢の一つです。

メガネの色をベースや差し色に使っている着物を選べば、多少縁が太くても違和感を覚えづらいです。

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普段着着物×メガネのコーディネートは楽しみ放題!

着物に合うメガネの特徴を知っても、実際のコーディネートを考えるのは難しいですよね。着物好きの方々が普段着着物にどのようなメガネを合わせているのか、コーディネートを見ていきましょう。

一人ひとりが思い思いのコーディネートを楽しんでいることが分かります。メガネだけでなくサングラスを合わせている方もいました。

このように、着物は遊び心をもって着こなしを楽しむことができます

紹介したファッションを参考に、あなたも着物とメガネの組み合わせを楽しんでみてください。

まとめ

本記事の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 着物とメガネの組み合わせはOK
  • 着物にメガネを合わせるファッションは昔からある
  • メガネがマナー違反だという話は一部に留まっており、信憑性も低い
  • 着物にメガネを合わせて良い理由は「外すと視力が落ちて危険」「メガネが着物の美しさを邪魔しない」「今はさまざまなファッションが楽しまれている」の3点
  • 着物にメガネを避けた方が良いのは「メガネNGの文化が根付いている地域」「接客業」「写真を撮影する時」の3つ
  • 「縁が太いメガネ」「四角いメガネ」「デザインが派手すぎるメガネ」は目立つため、礼装時は避けた方が良い
  • 「縁が細いメガネ」「丸みのあるメガネ」「着物のデザインに合うメガネ」はどんな着物にも合いやすい
  • 普段着着物では、好きなメガネをかけてコーディネートを楽しめる

本記事を読んで、着物とメガネのコーディネートに興味を持った方も多いのではないでしょうか。

着物とメガネのコーディネートを楽しむためには、まずは基本的な着付けをマスターする必要があります。

以下の記事でおすすめの着付け教室をまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。ワンコインから受講可能・着物のレンタルが無料など、通いやすい条件が揃っている教室を厳選しています。

無料体験ができる教室も多いので、気になる方は一度試してみることをおすすめします。

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