着付け教室に通う20代の方は少なくありません。
とはいえ、「行きたい教室に同世代の人はいるかな…」「20代でクラスに馴染めるか心配…」と不安に思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、20代の方におすすめの着付け教室を5つ紹介します。記事後半では、20代のうちに着付けを学ぶメリットや、失敗しない着付け教室の選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
着付け教室に通う20代は多い
「20代で着付け教室に通う人っているの?」という疑問に答えるため、Twitterを調査してみました。
Twitter上の声を見る限り、今も昔も、20代で着付け教室に通う方は一定数いることが分かりました。
「20代の生徒が少なくて浮いたらどうしよう…」と心配な方も、安心して着付け教室に通うと良いでしょう。
下記では、20代の生徒が確認できる着付け教室を紹介しますので、同世代がいるか不安な方はぜひ参考にしてください。
20代の生徒が確認できる着付け教室
今回、さまざまな着付け教室を調査し、20代の生徒が在籍しているかどうかをチェックしました。20代の生徒が確認できた着付け教室を5つピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
- ハクビ京都きもの学院
- いち瑠
- 典雅きもの学院
- 日本和装
- 青華きもの学院
年齢のギャップが不安な方や、同世代の着付け友達が欲しい方には有用な情報になっています。教室ごとの特徴も紹介していくので、見比べながら通いたい着付け教室を見つけてみましょう。
ハクビ京都きもの学院
ハクビ京都きもの学院では、1年かけてじっくりと着付けを学びます。自装から他装まで、そして浴衣から留袖や振袖まで、さまざまな着付けを習得できるカリキュラムになっています。
着付け師や着付け講師を目指せるコースもあるので、着付けをキャリアに活かしたい20代の方におすすめです。
20代の生徒について
ハクビ京都きもの学院には、10代~80代までさまざまな年齢層の生徒がいるようです。
いち瑠
約3ヶ月で着付けをひと通り習得できる「いち瑠」。受講料は全部で4,000円と非常にリーズナブルです。初心者向けの教室ですが、カリキュラムの中には着物で外出するレッスンもあり、実践的に着付けを学べます。
また、いち瑠には無料レンタル制度があるため、着付け道具を持っていない方でもすぐに通えます。
20代の生徒について
いち瑠のトップページには、「10代~70代まで幅広い年齢層の方が通われて」いると記されています。
また、スタッフブログでは着付け教室に通い始めたきっかけも紹介されていました。
20代・・・「成人式で振袖を着たのがきっかけで、きものの魅力を感じ、自分でもきものが着られるようになりたいと思いました」
引用:いち瑠 きもの便利手帳
典雅きもの学院
典雅きもの学院には自由にカリキュラムを組めるコースがあるので、多忙な方やスケジュールが不定期な方でも通いやすくなっています。もちろん、他の教室と同じように定期的に通えるコースもあります。そちらは1レッスンあたり500円で受講できてお手頃です。
スケジュール面や費用面など、自分に合うコースを選べるのが典雅きもの学院の魅力です。
20代の生徒について
上記より、典雅きもの学院には20代の生徒が在籍していることが分かります。同世代の生徒がいるか不安な方にとっては心強い情報でしょう。
日本和装
日本和装は、受講料無料の着付け教室です。日本全国に展開しているため、近くの着付け教室を見つけやすいでしょう。
着物の押し売りに関する口コミも多いですが、現在日本和装は「イエローカード制」を導入しており、嫌な思いをした場合は担当者の変更をお願いできるため、以前よりは安心できる環境になっています。無料で着付けを学んでみたい方におすすめの着付け教室です。
20代の生徒について
日本和装の教室ページを開くと、まずトップに20代の生徒が通っていることが記載されています。年齢の壁がないため安心して通えるでしょう。
青華きもの学院
青華きもの学院の初心者向けコースでは、全6回の授業で着付けを学びます。授業料19,800円、入学金10,000円と高めではありますが、「15分で着付けができるようになるスキル」を学ぶため、早く美しい着付けを習得したい方におすすめです。
現在は四ツ谷本校・銀座校の2教室のみとなっているため、都内在住の方はぜひ候補に入れてみてください。
20代の生徒について
青華きもの学院には20代から70代まで、さまざまな世代の方が通っていることが分かりました。
また、ブログでは生徒が青華きもの学院に通い始めたきっかけも紹介されています。
青華きもの学院には20代の受講生が多く通っています。
20代で着付を習う受講生のきっかけは、「友人の結婚式で着物を着ていきたい。」、「祖父や母から譲られた着物を着てみたい」「着物を着て、様々なところに出かけたい。」、と大きく分けて、3つにわかれるようです。
引用:青華きもの学院 着物の知識
20代に着付け教室がおすすめな理由
「着付けを学ぶのはもう少し後でも良いかな?」と悩んでいる方に向けて、20代で着付けを学ぶのメリットをお伝えします。
20代だからこそ似合う着物が多い
着物の色は、鮮やかなものから落ち着いた渋い印象のものまで、さまざまな種類があります。また、大きな柄やレトロな柄が施された着物もあれば、古典柄や無地の着物もあります。
「どの着物をどの年代に着なければいけない」というルールはないものの、20代だからこそ似合う着物があるのも事実です。
パステルカラーをはじめとした明るい色彩の着物や、大胆で華やかな柄の着物は、20代の方によく似合います。あえて落ち着いた色味や柄の着物を選ぶのも粋です。
一方で、30代・40代・50代になってからは似合う着物が徐々に減っていきます。選択肢が多い20代のうちに着付けを学ぶと、さまざまなコーディネートを楽しめるためおすすめです。
さまざまなイベントに着物を着ていける
20代のうちに着付けを習得すると、さまざまなイベントに着物を着ていけるようになります。
友人・家族の結婚式や同窓会をはじめとし、祝賀会やパーティーなどさまざまな場面で、ドレスやスーツなどの洋装だけでなく、着物という選択肢も持てるようになります。
もちろん一度習得した着付けスキルは30代以降も活かせるため、早めに学んでおいて損はありません。
20代が着付け教室を選ぶ際のポイント
20代の方が着付け教室を選ぶ際は、下記の5点を意識してみましょう。
- 自宅や職場からの近さ
- 開講される時間帯
- 教室の年齢層
- 着物のレンタル制度
- 受講料
それぞれ詳しく説明します。
自宅や職場からの近さ
着付け教室は、自宅もしくは職場から近いところを選びましょう。
自宅や職場から離れた着付け教室だと通うのが面倒になり、長く続けられない可能性があります。
特に仕事後に通う予定の場合、疲労を考慮した上で教室へのアクセスを考えるべきです。
自宅と職場の途中駅で降りる必要がある・駅から徒歩5分以上かかる・帰り道とは逆方向に位置している、等の条件がある着付け教室は通いづらい可能性があります。
最後まで通って着付けをきちんと習得するためには、アクセスの良さが非常に重要です。
開講される時間帯
レッスンが日中に開講される着付け教室だと、働きながら通えない可能性があります。
レッスンが開講される時間帯をチェックし、仕事前後に通えるか・土日も通えるかを確認しておきましょう。
着付け教室の中には、個別でレッスンの時間帯を設定できるところもあるため、スケジュールが不規則な方はそのような制度を活用すると良いでしょう。
教室の年齢層
通いたい着付け教室に同世代がいるか不安な方は、あらかじめ生徒の年齢層を確認しておきましょう。多くの場合、ホームページに生徒の年齢層が記されています。また、スタッフブログをチェックするとなんとなく生徒の年齢層が推測できる場合もあります。
▼例:いち瑠のスタッフブログ。年齢層は比較的若いことが分かります。
年齢層を確認できる最も確実な方法は、体験レッスンに参加することです。通っている生徒やこれから通う生徒の年代を体感できるため、年齢のギャップの不安を解消できます。
着物のレンタル制度
20代の方にとって、着付け教室を選ぶ上では着物のレンタル制度があるかどうかも重要です。
特に現在、着物を持っていない方はレンタル制度のある着付け教室を選んだ方が安心でしょう。着物や帯をはじめとした多くの着付け道具を購入する必要がないため、気軽にレッスンに通い始められます。
また、レンタル制度がない着付け教室の場合、着付け道具を持ち運ぶ手間がかかることにも注意が必要です。約2~3kgの荷物を持ち歩くのは大変で、通学するだけで疲れてしまいます。
着付けを楽しく学ぶためには、レンタル制度があるかどうかを必ずチェックしておきましょう。
受講料
着付け教室の受講料は、無料から数十万円まで幅広いです。
入学金・授業料・テキスト代・レンタル費・試験代など、着付け教室ごとに設定している金額は大きく異なります。
各教室でどれくらいの受講料がかかるのか、計算しておきましょう。
また、着付けにかけられる予算をあらかじめ設定しておくこともおすすめします。着付け教室を選ぶ際の軸となり、どこに通うかを決めやすくなるはずです。
まとめ
本記事で紹介した、20代の方におすすめの着付け教室を改めて紹介します。
いずれも20代の生徒がいることは確認できているので、年齢のギャップが心配な方でも安心して通えるでしょう。
アクセス・時間帯・レンタル制度・受講料などの要素も含めて各教室を比較し、自分にあうところを選んでみてください。