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着物警察とは?実際の体験談とその対処法を詳しく解説します

着物警察

近頃よく耳にする「〇〇警察」の中の一つである「着物警察」。

着物警察の存在によって若者の着物離れが進んでいるとも言われていますが、果たしてどのような存在なのでしょうか。

本記事では、着物警察の概要とよくあるエピソード、実際に着物警察に遭遇した体験談を紹介します

着物警察に遭遇したときの対処法も2つお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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着物警察とは

着物警察とは、自分の常識とは違う着方を目の当たりにすると、説教をしたり、勝手に直したりする人のことです。知り合いでもない人を町中で突然呼び止めたり、断りなく勝手に着物を触ったりする傾向があります。

他人の着物を細かくチェックする様子が取り締まりのように感じられる点から、皮肉を込めて着物警察と呼ばれています。

このような行きすぎたお節介をする着物警察の存在は、面倒なだけでなく恐怖となることもあり、若者の着物離れを促進させていると度々話題に上がっています。

着物警察と呼ばれるような人は、具体的にどんな行為をしてくるのでしょうか。よくあるエピソードを見ていきましょう。

着物警察にまつわるエピソード

着物警察にまつわるエピソードでよくあるのは、以下の3つです。

  • 着物に文句を付けられた
  • 着付けを勝手に直された
  • 着物警察がトラウマで、着物から離れてしまった

各エピソードを詳しく紹介します。

着物に文句を付けられた

着物警察のエピソードでは、通りすがりに文句を言ってくるケースが多く見受けられます。

例えば、「着物の柄が季節に合っていない!」「その帯結びは間違っている!」「裾の長さが変!」など…。

着物の着方や柄・生地をはじめとし、自分の常識とは違う部分を見つけると突然呼び止めて説教をしてきます。

友人や家族と楽しくお出かけしていったのに台無しになった、という経験をした方も少なくないようです。

着付けを勝手に直された

文句を言うだけでなく、着付けを勝手に直してくる人もいます

「おかしいから直してあげる」と声をかけてから直すパターンはまだ良い方で、無許可でいきなり着物を触ったり帯を引っ張ったりしてくるパターンもあります。

洋服を着ていて、シャツを触られたりベルトを引っ張られたりした経験のある方は少ないでしょう。しかし、着物ではこのような事態が頻発しています。

着物警察がトラウマで、着物から離れてしまった

着物警察に遭遇した経験のある方は19%(参考:きものと宝飾社と多くはありませんが、文句を言われたり、勝手に直されたりした経験から着物警察がトラウマとなり、着物から離れてしまう方もいます

好きで着ていた着物と、このような形で離れてしまうことは非常に残念です。

着物を楽しみ続けるためにも、実際に着物警察に遭遇した方の体験談とその対処法をチェックしておきましょう。

着物警察に遭遇した方の体験談

実際に着物警察に遭遇した方の声を、Twitterで調査してみました。どのような被害があるのかチェックしてみましょう。

着物警察に説教をされたり、強制的に直されたりと、悲しい経験をした方の声が多く見つけられました。

では、このような着物警察に遭遇したらどのように対処すれば良いのでしょうか?以下で解説していきます。

着物警察に遭遇した場合の対処法

着物警察に絡まれた場合は、以下の方法で対処しましょう。

  • 無視をする
  • お礼を言い、立ち去る

それぞれ詳しく説明します。

無視をする

着物警察は無視をするのが一番です。一見冷たく聞こえますが、相手をしても着付けを否定されるだけなので、あなたが傷ついてしまいます。

着物警察は自分の常識と違う着付けを批判したがりますが、着付けに正解はありません。

「そう思う人もいるんだな」程度に捉え、無視しましょう。

無視した後も追いかけられた場合は、音声を録音するなどし、警察に提出するのも一つの手段です。

お礼を言い、立ち去る

無視をする勇気がない方は、「ありがとうございます。」「参考にします。」などと端的に伝え、その場を立ち去りましょう

話を聞いてあげるだけで満足する着物警察もいるので、丸く収める方法としては最適です。

ただし、中には「この場で直すまで許さない!」といった過激な着物警察もいます。

そのような過激な着物警察に遭遇した場合は、通報しても問題ありません。走る余裕があれば、走って逃げても良いでしょう。

着物には最低限守るべきマナー・ルールもある

大前提として、着物は自由に楽しむべきです。

ただし、親族の結婚式にパジャマで参列したら場違いであるように、着物にも最低限守るべきマナーやルールがあります。

以下で、着物の基本的なマナー・ルールを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

これだけ守っていれば、あとは自由にコーディネートして問題ないでしょう。

着物の格について

パーティーにはドレス・フォーマルシーンにはスーツ・カジュアルシーンにはシャツとデニム・職場にはオフィスカジュアル、と洋服にもTPOがあるのと同じように、着物もTPOに合わせて着分けるのが基本です。

結婚式不祝儀卒業式・入学式七五三お宮参り観劇・お食事会同窓会夏祭り
打掛
黒紋付
振袖
黒留袖
色留袖
訪問着
付け下げ
色無地
小紋
浴衣

打掛(うちかけ)

打掛 白無垢
白無垢
色打掛
色打掛

結婚式に花嫁が着ます。白無垢は結婚式のみで着用でき、色打掛は披露宴でも着用可能です。

黒紋付(くろもんつき)

不祝儀の際に着る喪服です。着物だけでなく、帯や靴・カバンなども黒で揃えます。

振袖(ふりそで)

振袖

未婚女性の第一礼装です。袖の長さによって格が変化し、着用シーンも変わります。

袖を短くするほど、格も下げられます。

  • 大振袖:袖丈114cm前後。主に結婚式や披露宴で着用。
  • 中振袖:袖丈100cm前後。主に成人式で着用。
  • 小振袖:袖丈85cm前後。お茶会やパーティーで着用。
振袖 帯 結び方

黒留袖(くろとめそで)

黒留袖

既婚女性の第一礼装です。黒留袖を着用できるのは、結婚式・披露宴に出席する新郎新婦の母親と仲人のみに限られています。

留袖 とは 黒留袖 色留袖

色留袖(いろとめそで)

色留袖

生地が黒色以外の留袖で、未婚・既婚問わず着用可能です。紋の数によって、格と着用シーンが変化します。紋の数が少ないほど、格も低くなります。

  • 五つ紋:第一礼装。親族の結婚式・披露宴や式典で着用。
  • 三つ紋:準礼装。親戚の結婚式・披露宴や祝賀会等で着用。
  • 一つ紋:準礼装。親戚の結婚式・披露宴やパーティー、子供の入学式・卒業式等で着用。
留袖 とは 黒留袖 色留袖

訪問着(ほうもんぎ)

訪問着

振袖・留袖に次いで格の高い着物です。友人の結婚式や披露宴、お子さまの卒業式・入学式・七五三、お食事会・同窓会・祝賀会など、フォーマルからセミフォーマルまでさまざまな場面に対応します。

訪問着 とは どんな時

付け下げ(つけさげ)

付け下げ

訪問着の次に格が高い着物です。締める帯によって格を変えられます。

袋帯を締めると、子供の卒業式・入学式・七五三などのフォーマルシーンに適した格好となります。

ちょっとしたお食事会や観劇に着て行きたい場合は、名古屋帯や洒落袋帯を締めればOKです。

付け下げ 附下 とは どんな時

色無地(いろむじ)

色無地 着物

フォーマルからカジュアルまで対応する着物です。

生地自体に織り込まれている「地紋(じもん)」の有無と、締める帯によって格と着用シーンが変わります。

  • 紋付き & 袋帯:子供の卒業式・入学式・七五三・お宮参りなどに着用。
  • 紋付き & 名古屋帯:通常、この組み合わせはしない。
  • 紋無し & 袋帯:同窓会・祝賀会などに着用。
  • 紋無し & 名古屋帯:お食事会・観劇などに着用。街着。
色無地とはどんな着物?いつ着る?解説します

小紋(こもん)

小紋

普段使いができる着物です。江戸小紋や加賀小紋・京小紋などの柄が生地全体に入っており、さまざまなコーディネートを楽しめます。

小紋 柄 とは 選び方

紬(つむぎ)

紬 着物

小紋と同じく、普段使いができる着物です。大島紬・結城紬・久米島紬などさまざまな種類があります。

紬 着物 とは

浴衣(ゆかた)

浴衣

浴衣も着物の一種です。かつては湯上り着や寝巻として活用されていたため、着物の中では最も格が低い位置づけとなっています。

現代では、夏祭りや花火大会に着て行くのが一般的です。

着物 浴衣 違い

着物の襟合わせは「右前」が正解

着物 右前

着物は、「右前」にして着るのがルールです。右前とは、自分から見て右の襟が手前にある状態のことです。

少々ややこしいですが、右手が懐に入る形になっていれば正解です。右手側の襟から先に合わせれば間違えません。

間違えてしまいそうな方は、“右を前(まえ)に、左を後(あと)に”と覚えましょう。

誤って左前で着物を着ると、「しに装束」となってしまいます。亡くなった方が納棺される際に着る着物のことなので、縁起が良いとは言えません。

また、正しく右前で着物を着た後も注意が必要です。

スマートフォンの内カメラで着物姿を撮影すると、画像が左右反転されて左前に見えてしまう可能性があります。

SNSなどにアップロードする際は、正しく右前に移っているかチェックしましょう。反転したままだと、SNS上の着物警察に批判されてしまうかもしれません。

着物警察は気にしない!着物を楽しもう

着物警察の存在をゼロにすることは難しいです。着物を楽しんでいる最中に、着物警察にいきなり説教されたり、無理矢理着付けを直されたりすることもあるかもしれません。

しかし、着物警察は自分の常識とは違う着付けを許せないだけの人なので、あまり気に留めないのが吉です。適当にあしらい、あなたならではの着方を楽しみ続けてください。

着物は自由に楽しめるものなので、着物警察の存在は気にせずに過ごしましょう。

なお、着物の着方に不安が残る方は、着付け教室で基礎をしっかり学ぶことも、着物警察を避けることに役立つかもしれません。以下の記事で、おすすめの着付け教室を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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