着付け教室に通おうと考え調べていくうちに、「クレーム」という検索候補が出てきて不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
このように不安に感じている方に向けて、本記事では着付け教室にクレームが発生する主な原因や、クレームの少ない着付け教室の選び方などを解説していきます。
記事後半では、クレームが不安な方におすすめの着付け教室も紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
本記事を通して自分に合う着付け教室を見つけ、楽しく着付けを学んでいきましょう。
着付け教室はクレームが多いって本当?
そもそも、本当に着付け教室にはクレームが多いのでしょうか?
受講者の口コミや評判を、Twitterで調査してみました。
調査した結果、着付け教室に通って残念な思いをした経験のある方は一定数いることが分かりました。
「通って良かった!」「着付け友達ができた!」というポジティブな口コミ・評判の方が多く見受けられましたが、中には上記のように後悔している方もいます。
では、なぜ着付け教室で嫌な思いをしてしまう方がいるのでしょうか?クレームの原因について下記にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
着付け教室のクレームの主な原因
着付け教室でクレームが発生する主な原因は、下記の4つに分けられます。
- 着物を押し売りされる
- 購入を断ると講師の態度が変わる
- 想定していた受講料より高い
- 強い勧誘がある
それぞれ詳しく説明します。
着物を押し売りされる
着付け教室の中には、「展示会」「勉強会」と称した着物の販売会への参加が義務づけられているところがあります。表向きでは参加が任意とされていても、実際は半ば強制的に参加させられるケースも少なくありません。
着物や帯を購入したい方にとっては良い機会ですが、不要な方にとっては苦痛な時間に感じるでしょう。
高い着物をローン契約で買わされたり、買うと決めるまで帰してもらえなかったりといったケースも散見されました。
購入を断ると講師の態度が変わる
私は、着付け教室の展示即売会で、かなり強硬に売りつけられそうになりました。
— 眠り猫 (@chatendormi) May 2, 2023
付下げや小紋は既に持っていたので、持っていなかった雨コートだけしか買わず、後は強硬に断ったら、それ以降講師に冷遇されました。きっと、売り上げの何%かが講師の収入になるのでしょうね。
「押し売りされても断れるから大丈夫!」と思っている方も注意が必要です。
その場で購入を断れたとしても、次回以降の授業で講師の態度が変わるケースも少なからずあるようです。
今回の調査では、「持っている着物や帯を悪いように言われた」「露骨に教えてもらえなくなった」という口コミがいくつか見つけられました。
講師側に販売ノルマが課されている場合もあるため、必死になるのも仕方ないのかもしれません。かといって、生徒側が我慢することでもないので、上記のようなクレームが発生するのは当然です。
想定していた受講料より高い
受講に関わる費用がどんどん高くなる、というのは着付け教室によくあるクレームです。
進級するためにかかるレッスン費や教材費・免状代・試験代などを合計すると、数十万円~数百万円以上になる場合もあります。
費用が事前に分かっていれば、理解した上でどこまで進級するかをあらかじめ決められるため、クレームにはつながらないでしょう。
しかし、中には今後の受講料を明らかにしないままレッスンを進める教室もあるのです。その場合、いざ進級時に諸費用を提示されて驚愕する、ということが起きてしまいます。
強い勧誘がある
生徒側が「したくない」「する必要がない」と感じている進級や資格取得を、強く勧めてくる着付け教室があるのも事実です。退会時に強い引き留めにあうケースもあります。
自身がもう十分だと満足している時に、しつこい勧誘を受けると精神的に消耗してしまうでしょう。クレームにつながることにもうなずけます。
クレームの少ない着付け教室の選び方
ここまで解説したようなクレームが少ない着付け教室を見つけるには、どのようにして教室選びを進めたら良いのでしょうか。以下5点に着目してみてください。
- 販売会への参加が自由である
- 押し売りしない旨が明記されている
- 受講料が分かりやすく書かれている
- 教室の評判を調べる
- 無料体験レッスンに参加する
1点ずつ詳しく解説します。
販売会への参加が自由である
クレームの原因である「押し売り」を避けるためには、販売会への参加が必要ない着付け教室を選びましょう。
カリキュラム内に販売会(展示会や勉強会を含む)がある場合、参加を強いられる可能性があります。カリキュラムが公開されていない場合も注意が必要です。販売会へ参加するよう誘導されるかもしれません。
カリキュラムを確認し、販売会が含まれていない着付け教室を選びましょう。
押し売りしない旨が明記されている
ホームページやパンフレットに「当教室は押し売りをしません」と明記してある着付け教室を選ぶと安心です。
一時期、押し売りに対するクレームが増えたことから、着付け教室と言えば押し売りされる、というイメージが付いている方も少なくありません。
しかし多くの着付け教室は、着物や帯を押し売りせずに運営しています。押し売りのイメージを払拭するため、ホームページ上に「押し売りしません」と明記している教室が増えてきています。教室選びの際はチェックしてみてください。
受講料が分かりやすく書かれている
レッスン費や教材費・免状代・試験代などの受講料がわかりやすく示されている教室は、費用面に関するクレームが発生しづらく信用できます。
入会前には必ず資料請求を行い、レッスン費や教材費・免状代・試験代が明示されているか確認しましょう。なお、受講料に関しては、最初のコース分だけでなく、進級後の全コース分が示されていることが重要です。
あとから「こんなにお金がかかるとは思わなかった…。」と後悔しないためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
教室の評判を調べる
クレームの少ない着付け教室を選ぶには、受講者からの評判を調べましょう。
着付け教室の運営側は、生徒を集めるために自校の良い点やおすすめの点をアピールして当然です。
しかし受講者の口コミは運営側が操作できるものではないため、教室の真の特徴を把握できます。
TwitterやInstagramで教室名を検索し、教室の評判をチェックしてみてください。通いたい地域まで決まっている場合は、Google口コミも参考になります。
無料体験レッスンに参加する
「百聞は一見にしかず」です。
いくらネット上で評判が良くても、実際に体験してみないと自分に合うかどうかは分かりません。授業の雰囲気や講師との相性、また教室へのアクセスなどは、自分で体験して初めて分かります。
ここまで紹介した4つの選び方に基づいて気になる着付け教室をいくつかリストアップしたら、ひと通り無料体験レッスンに参加することをおすすめします。
クレームが不安な方におすすめの着付け教室3選
上述した選び方5点に基づいて、クレームが不安な方におすすめの着付け教室を3つピックアップしました。安心できるポイントや特徴を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
いち瑠
- カリキュラムに販売会がなく、購入も自由だと明記してある
- 受講に関わる費用がすべて資料内に掲載されている
- 受講者からの評判が良い
いち瑠は、1レッスン1コインで通える初心者向けのお手頃な着付け教室です。
着物の無料レンタルができる・スケジュールに合わせて振替ができるなど通いやすい条件が揃っているため、続けやすい点も特徴です。
また、受講者からの評判が良く、人気であることも分かります。
着付け初心者で教室選びに迷っている方は、一度いち瑠の無料体験レッスンに参加してみると良いでしょう。
典雅きもの学院
- 目的によって通うコースを選べる
- 押し売りしない旨がホームページに明記されている
- 受講料が明確に示されている
典雅きもの学院は、60年以上の歴史を持つ伝統的な着付け教室です。
カリキュラムの種類が多く、目的によって選べるので、習いたい内容に特化して着付けを学べます。また、レッスンを受ける人数や日時・場所などを自由に選べるコースもあるので、スケジュールの調整が難しい方でも通いやすいでしょう。
ハクビ京都きもの学院
- 免状代・試験代込みの、料金が明確なコースがある
- 定額の月謝制コースがあり、出費がかさまない
- 着物の購入は自由だと記されている
ハクビ京都きもの学院は、関東・甲信越・東海を中心に100教室以上展開している人気の着付け教室です。
ハクビ京都きもの学院には、レッスン代と免状代・試験代が一体となったコースがあります。支払う合計費用が分かりやすい仕組みなので、予算と照らし合わせやすいでしょう。
その他には、月額9,900円で3回授業を受けられる月謝制のコースもあります。月々の出費を一定にしたい方におすすめです。
着付け教室選びは講師との相性も重要
着付け教室選びは、講師との相性も重要です。
以下のように、講師との相性が合わずに学習を断念した方もいます。
よって、入りたい着付け教室が決まっている場合も、一度無料体験レッスンを挟むことをおすすめします。
複数の着付け教室で迷っている方は、すべての無料体験レッスンに参加してから決めると良いでしょう。
まとめ
本記事では、着付け教室にクレームが発生する主な原因と、クレームが少ない着付け教室の選び方を解説しました。
記事内で紹介したおすすめの着付け教室は、以下の3つです。
どこが良いか選べない方は、無料体験レッスンに参加して決めると良いでしょう。
教室の雰囲気や講師との相性、またアクセスなどを実際に体験できるので、教室選びを進めやすくなります。
自分に合う教室を見つけ、楽しく着付けを学びましょう!